narrative voyage ~旅と今ここを見つめて

多様な世界を感じるままに。人が大切な記憶とつながっていくために。

4月を振り返る ~新しい旅の扉が開くとき

 

仕事を辞めて1ヶ月が経ちました。

 

見事なまでに履歴書に入りきらない、転職人生。

 

通常だと、人生の中で何度も訪れている、“仕事探し”というステージに

入っているところでしたが、今回はちょっと色合いが違う。

自主的に色合いを変えてみた、というほうが合っているかもしれません。

 

これまでは、一つ仕事の契約が終わると、

仕事探しというステージに、えいやっと自分を持っていって、

“これならできる” から、と妥協して働き始め、

結果的に、自分じゃなくても他の誰かでもできる、と感じて

モチベーションを失っていったり。

 

内容は割り切って “貯金” 優先でやってみるか、と選んだものの

時給が良い仕事はそれなりに心身を削る業務が多々あり、

結果的に医療費がかかることになったり。

どうも上手くいきませんでした。

 

今回辞めてからの1ヶ月は、

①自分のやりたいことを見つめなおすこと

②身体を治すこと(特に2年間放置していた肩)

 

最初から意識していたわけではないけど、

振り返ってみるとこの二つをやってこられて、

心の状態も、身体も変わってきた1ヶ月になりました。

 

①については、特に4月初めに参加したワークショップが

効力を発揮してくれました。

 

 

その名も “本当の仕事ワークショップ” というのだけど、

職業選択で終わらない、人それぞれが感じている “仕事観” や

こんな仕事があったらいい、という視点で仕事というものを見たり、

もっと掘り下げて、何のために自分の命があるのか、ってことも

見つめていく。

 

これまで、こういう自分のミッション的なものは、自分のことだし、

本などを読んだり、興味のあることに足を突っ込んだりして、

一人で考えたら答えが出るのでは、とか思っていたけど。

どこか限界も感じてた。

 

“賭け”ぐらいの気持ちで飛び込んだワークショップ。

結果、ちゃんと順を追って気持ちの整理や、俯瞰ができる場として、

同じく人生の転機にある仲間たちと話して、聴ける場として、

意味を大きく感じた2日間でした。(参考までに次回開催情報です)

 

おかげでそのあとの今月は、

春らしいエネルギーに恵まれて、

滞っていたことがいろいろめぐる1ヶ月に。

 

エネルギーと書くと、大げさに聞こえるかもしれないけど、

 

・数年間やると言い続けていた、ブログがスタートできた

・7年ほどSNSでつながってきた海外の友人と、初めて対面できた

・尊敬する人生の大先輩と、コンサートにご一緒できた

・あこがれていた朗読の世界に一歩近づけた

村上春樹ライブラリーにやっと行けた

(本日冒頭の写真は、ライブラリーのカフェ “橙子猫 Orange Cat” です)

・思い出深い大型客船を見送りに行けた

・肩の故障に向き合ってくれる先生に出会い、光が差してきた

 

など、旅をしてきたんじゃないかってほど、いろいろあって。

 

こういった体験から、自分の好きなことや

ミッション的なものへのつながりが、浮かび上がってきた今日この頃。

またひとつひとつ、書いていければと思います。

 

これもブログを始められたこと、読んでいただけていることで

循環している流れが大きく、感謝が尽きません。

 

新しい月も、皆さんにとって発見と出会いある月に

なりますように。

 

 

お題「この春はどんな春ですか?」