narrative voyage ~旅と今ここを見つめて

多様な世界を感じるままに。人が大切な記憶とつながっていくために。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

この空の向こうに⑭ ~ジャズ・バーとレモンの木に見る50年

「個人的に強く反対しています」 今週初め、作家の村上春樹さんが、東京・明治神宮外苑地区の 再開発について、自らがディスクジョッキーを務めるラジオ番組で、 語ったことが、ニュースで流れた。 「緑あふれる気持ちの良いあの周回ジョギングコースを、 そ…

6月を駆け抜ける ~再会と出会い、“居場所カフェ”を言葉に。

それほどスピリチュアルなほうでもないけれど、 同じ数字の偶然の連続、”エンジェルナンバー"も何度か 見たりして、不思議だったこの頃。 その先に、停滞した2ヶ月間が信じられないほどの、 再会と出会いがつながりあう1週間が待っていました。 しかもキーワ…

この空の向こうに⑬ ~子どもたちの未来が始まる場所とは

先日は、2日間限定ながら、久しぶりに外で仕事をしたことと、 障害福祉関連のドキュメンタリー番組を見たことで、 自分の仕事観みたいなものが、また揺り動かされた一週間だった。 仕事と、ドキュメンタリー番組とそれぞれ、落ち着いて記事を書ければいいの…

この空の向こうに⑫ ~川岸のピアノを聴けるまで

昨日は、地元・横浜でも30℃ぐらいに気温が上がった。 朝から困ったことがある。 服が、ない――― 正確には、着るものは “ある”のだけど、ノースリーブに近い真夏仕様か、 (今から着たら、きっとこの先の高温に耐えられないか、早々に風邪をひく)、 袖的には…

この空の向こうに⑪ ~愚直に16年、連続出場1090回

先週末は東京・両国へ行ってきました。 2年間待っていたイベントのため、国技館へ――― 実は相撲が好きなのですが、連続的に見るようになったのは、この8年ほど。 以来ずっと、応援してきた力士が引退、ついに断髪式となったのです。 伊勢の海部屋の、元関脇・…

この空の向こうに⑩ ~高校時代とヴェネチアに橋をかける友

台風の気圧に圧倒されながらの、6月のスタート。 なぜか、高校時代の友人との時間と旅の記憶が 思い出されたので、書いてみたい。 ーーー記憶が始まるのは、高校を決めるときから。 その頃には私は、海外への憧れがあり、 交換留学制度のある私立も考えたが…