数日に1回は更新していたブログを、1ヶ月あまり離れてしまいました。
新しい仕事に慣れるというミッションがあったにしても、
ここまで離れると、書くことがおっくうになる、
というのも実態を帯びてきて―――
「ホッとする瞬間は、どんな時ですか?」
今回は、この”はてなブログお題”を見つけて、書けそうな気がしたので、
書いてみたいと思います。
この1ヶ月、何度か書いては下書きに据え置いてみたら、
その書いた時点から、気持ちや状況まで変わってしまうってことが起きて、
結果、更新をしないってことになって。
ある程度ザーッと書いたら、ポンと公開する勢いも必要かと思う、
この頃でした。
そんなわけで8月は、振り返ってみると―――
アウトプットをしてこなかったのもあるし、
新しい職場で仕事を教わる、新しい勤務地の鎌倉という場を体感する、
それをまずは自分に取り込む、インプット優勢の1ヶ月だったな、と。
7月に自分で訪問して、その場のおだやかさと、
そこにある作品の”人柄の良さ”みたいなものに触れられたギャラリー。
実際にそのギャラリーと、作品が生まれる工房で
仕事できる機会をいただけたことは、本当にありがたく―――
皆さん、作品が持つ雰囲気同様、気持ちがとても優しい。
しかも、ここは、これまで関わった障害者アートの仕事の中でも
関わりが深く、気になっていた、精神の人たちの創作活動の場。
自分が再び居られることになるとは、まだ信じられないくらいなのですが。
小旅行ぐらいの遠距離通勤。
学校の1クラス分ぐらい在籍しているメンバーの皆さんの
名前と作品は、正直まだ覚えきれてないし、
メンバーそれぞれへの自分の声がけも、こんな下手なことを言うんなら
かえって黙ってるほうが良かったじゃんか、ぐらいな時もある。
支援なんて、なかなか遠い道のりに見える。
様々な作品制作が行われる工房ではもちろん、
小さなギャラリーの運営でも、業務上必要ないろんなルーティンがあって。
一つ覚えると、一つ抜ける自分の容量に反省しきり。
だから、その日の仕事を終えて、鎌倉の街に一歩降り立つと
限りなくホッとする―――
観光客は外国人も日本人も、職場の周りにも駅にもあふれて、
うっかりスーツケースに足を引かれそうになる。
その流れを引き込もうと、呼び込みの声が中華街並みに熱を帯びる
通りもある。
でも、この山に囲まれ海を臨む、歴史を越えてきた鎌倉は、
いちいち動じなくてもいい、
あなたらしくここで息をして歩いていたらいい、
と言ってくれてる気がする。
メンバーの皆さんも、こんな空気を気に入っているのかも。
予想以上に、ホッとする瞬間をもらう街です。