narrative voyage ~旅と今ここを見つめて

多様な世界を感じるままに。人が大切な記憶とつながっていくために。

Update September 2023 ~古都への通勤、アートの支援。

 

数日に1回は更新していたブログを、1ヶ月あまり離れてしまいました。

 

新しい仕事に慣れるというミッションがあったにしても、

ここまで離れると、書くことがおっくうになる、

というのも実態を帯びてきて―――

 

「ホッとする瞬間は、どんな時ですか?」

今回は、この”はてなブログお題”を見つけて、書けそうな気がしたので、

書いてみたいと思います。

 

この1ヶ月、何度か書いては下書きに据え置いてみたら、

その書いた時点から、気持ちや状況まで変わってしまうってことが起きて、

結果、更新をしないってことになって。

 

ある程度ザーッと書いたら、ポンと公開する勢いも必要かと思う、

この頃でした。

 

そんなわけで8月は、振り返ってみると―――

アウトプットをしてこなかったのもあるし、

新しい職場で仕事を教わる、新しい勤務地の鎌倉という場を体感する、

それをまずは自分に取り込む、インプット優勢の1ヶ月だったな、と。

 

7月に自分で訪問して、その場のおだやかさと、

そこにある作品の”人柄の良さ”みたいなものに触れられたギャラリー。

実際にそのギャラリーと、作品が生まれる工房で

仕事できる機会をいただけたことは、本当にありがたく―――

 

皆さん、作品が持つ雰囲気同様、気持ちがとても優しい。

しかも、ここは、これまで関わった障害者アートの仕事の中でも

関わりが深く、気になっていた、精神の人たちの創作活動の場。

自分が再び居られることになるとは、まだ信じられないくらいなのですが。

 

小旅行ぐらいの遠距離通勤。

学校の1クラス分ぐらい在籍しているメンバーの皆さんの

名前と作品は、正直まだ覚えきれてないし、

メンバーそれぞれへの自分の声がけも、こんな下手なことを言うんなら

かえって黙ってるほうが良かったじゃんか、ぐらいな時もある。

支援なんて、なかなか遠い道のりに見える。

 

様々な作品制作が行われる工房ではもちろん、

小さなギャラリーの運営でも、業務上必要ないろんなルーティンがあって。

一つ覚えると、一つ抜ける自分の容量に反省しきり。

 

だから、その日の仕事を終えて、鎌倉の街に一歩降り立つと

限りなくホッとする―――

 

観光客は外国人も日本人も、職場の周りにも駅にもあふれて、

うっかりスーツケースに足を引かれそうになる。

その流れを引き込もうと、呼び込みの声が中華街並みに熱を帯びる

通りもある。

 

でも、この山に囲まれ海を臨む、歴史を越えてきた鎌倉は、

いちいち動じなくてもいい、

あなたらしくここで息をして歩いていたらいい、

と言ってくれてる気がする。

 

メンバーの皆さんも、こんな空気を気に入っているのかも。

 

予想以上に、ホッとする瞬間をもらう街です。

 

 

お題「ホッとする瞬間はどんな時ですか?^^」